記憶術が試験勉強に使えるかどうかについて知りたい方に向けて書きます。
目次
記憶術について理解するために
恐らく、この疑問を抱く方は、自分が受けるべきか、または誰かに受けさせるべきかを迷っている方だと思います。
今回は、記憶術を使うための基礎知識をお伝えします。
記憶術が楽しくなれば使える
という事は言えるのですが、
それでも、100%良い結果が出るとは言えません。
この見極めが重要です。
- 何を覚えるのか
- 記憶するための作業が上手にできるか
という事ができて初めて試験に使える、と言えるからです。
それが記憶術のヘビーユーザーだった私の結論です。
でも、それでは何のアドバイスにもならないので、
今回は、記憶術をマスターしてからの作業の概要について解説します。
【経験談】記憶術は万能ではない
私が記憶術のやり方を覚えたころは、
記憶する事自体が面白くなりました。
そして、目に入るものを片っ端から覚えた時期がありました。
しかし、その中で今も覚えているものもあれば、
全く覚えていないものもあります。
それにより、覚える対象が何であるか。
記憶術に向いているものと向いていないものがある、
と分かったものです。
例えば、実際に私は英単語のほとんどを記憶術で覚えました。
高校の時の話です。
単語を覚えてしまうと構文が分からなくても何となく長文の意味が分かってきて、
そして英語が得意になりました。
でも、文法の暗記や長文読解のために記憶術を使いませんでした。
自分としては、文法を記憶術で覚えるよりも、
普通に覚えた方が早いという事だったのです。
もちろん、文法でも記憶術を使っている人もいるはずです。
あくまで、これは私の経験という事を申し上げておきましょう。
では、その違いがどこから来るか。それを解説してゆきたいと思います。
何でも瞬間的に覚えられるわけではない
実際に試験で記憶術を使う場合、
同じ壁にぶち当たります。
![](https://nissiblog.com/wp-content/uploads/2020/05/図)記憶術とは.jpg)
要は記憶術というのは、覚える一覧をそのまま覚えるのではなく、
憶えやすくアレンジします。
それは、ある意味”作品”とも言えます。
場所法などでは文字を映像作品に。
数字語呂合わせなどでは数字を語呂にします。
それさえうまく作れれば、記憶作業自体は確実に減ります。
もしその”作品”が、
「794うぐいす平安京」や「水、金、地、火、木、ドッテンカイ」
のように覚えやすく優秀なものばかりならば一発で頭に残ります。
でも現実的には”作品”は粒ぞろいにはならず、
何度も反復して覚える事になるのです。
記憶術の本質
記憶術のポイント、本質はずばりこれです。
憶えなければいけない事を
覚えやすいコンテンツに換えるテクニック
これにつきます。
記憶術を使おうとすると、多くの物事を”作品”にする必要があります。
優秀作が多ければ記憶作業は少なくなり、
駄作が多ければ記憶作業は多くなります。
そして、作品作りに時間も結構かかります。
それらに費やす時間が多くなってしまうのであれば、
記憶術を使う意味は薄れてしまいます。
私が英単語記憶で使った記憶術を、
熟語や構文で使わなかったのはこれが理由です。
記憶術がどの試験に向いているか
なぜ時間がかかりそうに思えたか。
それは、私には構文を覚えるための作品作りは大変そうに見えたからです。
それをやるならストレートに覚えた方が効率的だったわけです。
繰り返しになりますが、世の中には記憶術を使って熟語や構文を覚えた人もいるはずです。
つまりは得意不得意など個人差も当然あるのです。
絵や動画のアイデアがすぐ出てくる人、なかなか出ない人。
ダジャレや冗談が好きな人、嫌いな人。
パズルやゲームが好きな人、嫌いな人。
そんなことが、使えるか使えないかに関わってくるのです。
記憶術が自分の試験に使えるか
記憶術の成果は、いかに優れた”作品”を作れるかにかかっています。
それは、イメージを描いたり、ダジャレをつくったり、ゲームをしたり。
そんな感覚で楽しんでできれば、100%成功します。
普通の勉強と同じですよね。
一覧を単にストレートに覚えるよりも、
記憶術を使えば楽しんで覚えられる可能性が高いわけです。
今日の結論は、これです。
記憶術が楽しくなれば99%使える
ただ、そのためには、覚えたいものを
どの記憶術で覚えるか。
そして、マスターしてからどのような作業が発生するか。
それが重要なので、それについて別途解説します。