場所法第1回「手に覚えさせてみる」

目次

場所法とは

場所法の第1回目です。

全国の記憶術講座や本で紹介されている記憶術というのは、基本的にこれです。

場所法には、ロシ法、ジャーニー法、基礎結合法など、
色々な呼び方があります。  

「頭の中にたくさん部屋を作って格納する」という事で、
メモリーパレス、記憶の宮殿という名前もあり、
世界的にもオーソドックスな記憶法です。

そのポイントは、ランダムに取り出せること。この一点に付きます。

場所法のポイント

記憶した事をランダムに思い出せる

並べたものを順番だけでなく、
番号でピンポイントに取り出せるのです。

この記憶術を習得すると、
アメリカ合衆国の歴代大統領45人も10分で覚えられるようになります。

それを頭に入れたら「34代大統領は?」とか「リンカーン大統領は第何代の大統領?」という問いにも答えられるようになります。

逆に、数字で取り出す必要がないこと。
英単語、化学式、六法全書、などを覚えるには向いていません。

ただ、記憶法は一度マスターすると一生使えてものすごく便利です。
是非、覚えて使いこなせるようにしてください。

記憶術を使わず覚えてみる

という事で、早速始めましょう。
まずは、軽い練習から入ります。

ショッピングモールで買い物をするとしましょう。
まずは、これを憶えてみてください。

ドラッグストアで洗濯ばさみとマキロンを。

その後スタバでマグカップを。

次に100円ショップに行って油性マーカーと皿を買います。

その後、2Fのスーパーマーケットに行きます。

生鮮食料品売り場でカボチャとニンジンを。

パンのコーナーでフランスパンを。

調味料のコーナーでお味噌。

お菓子売り場でポテチを買って終了です。

さて、記憶術などを使わずにどれくらい覚えられるでしょう。

さあ、これで覚えてみてください。
順番は気にしなくてもいいので、
憶えてみて下さい。

全部で10個の商品です。

  1. 洗濯ばさみ
  2. マキロン
  3. マグカップ
  4. 油性マーカー
  5. カボチャ
  6. ニンジン
  7. お味噌
  8. フランスパン
  9. ポテトチップス

いかがでしょうか。

全部覚えていたら大したものです。

左手のサインと物を結び付ける

売り場を回る最短コースがこの順番なので、
この順番で覚えます。

まずは手に覚えさせる方法です。
左手を使うという事で、頭の中でイメージします。

最初の5つをまずやってみましょう。

にドラッグストア、スタバ、100円ショップで買うこの5つの商品を覚えてみます。

    

1.洗濯ばさみ

人差し指を立てて、そこに洗濯ばさみをはさみます。ちょっと痛いです。

2.マキロン

ピースサインをして、指と指の間にマキロンをはさみます。

3.マグカップ

3本の指を立ててマグカップを乗せます。安定が悪いのでグラグラします。

4.油性マーカー

4本の指で握ります。親指を使ってもいいですが、
基本は4本の指で持っているイメージです。

5.皿

最後に 皿。手を拡げてその上に乗せてください。

という事で左手にこの5つを関連付けました。

もう一度、順番に思い出してみましょう。

もうお分かりかと思いますが、手の形が数字になっています。

人差し指が、場所法で言うところの1番というわけです。

次の5つを自分で想像してやってみる

さて、では今度は写真なしで、自分でイメージしてみましょう。
今度は右手です。

右手は6~10で覚えます。

形は左手と同じ。

人差し指を立てるのが6、ピースサインが7、3本指が8、握って9、拡げて10です。

では、買い物の続きをやってみましょう。

 

6 カボチャ

人差し指に刺して上に上げて下さい。かなり重いです。その重さも感じてみるといいかもです。

7 ニンジン

ピースサインの間にニンジンをはさみます。結構太いニンジンなので指が割けそうです。

8 味噌

味噌は、袋から出して味噌そのものを立てた3本の指の上に乗せてください。そうすると、ずぶっと突き抜けた上に、割れて周りにぼたっぼたっと落ちます。

9 フランスパン

長いフランスパンです。さっきの油性マジックと違い、とても4本指では持てません。仕方ないので親指も添えましょう。それでも親指は4本には届かないくらい太いです。

10 ポテトチップス

これは袋を手の平の上に乗せればOKです。

それでは、順に確認しましょう。逆再生もしてみて下さい。

1番から順に思い出してみましょう。

ランダムに思い出す

では、ランダムに思い出してみて下さい。

6、1、9、2、8、4、5、10、3、7

2と7、3と8などが似ていますよね。

ゴチャゴチャになっているとしたら、それは実際に自分の右手なのか左手なのかがイメージされていないという事です。

目をつぶって右手のピースサインにはニンジンを、左手のピースにはマキロンをしっかり持たせましょう。

言葉から番号を引き出す

では、最後に買う品物を言いますので、その番号を答えてみてください。

お味噌

マグカップ

ポテトチップス

油性マーカー

フランスパン

洗濯ばさみ

マキロン

カボチャ

ニンジン

 

いかがでしたでしょうか。

第1回目は場所法に入る前の練習でした。

第2回目はいよいよ本当の場所法です。

場所を決めて実際に数字をそこに置いてゆく、という事をやります。

今回は楽しくなかったとしても、次回からはきっと楽しくなるので、是非第2回目も見てください。

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