記憶術講座第2回の音声解説入りストレートバージョン
最初の場所を作る
第2回目の今回は、自分の家の中に10か所の場所を決めて、そこに覚えるモノを置く、というものです。
第1回目は手そのものが番号を表していました。
しかし、今日から始めるのはもともと番号がついていない場所に番号を振ってゆくというものです。
まずは、場所を10か所決めて、そこに1から10までの数字を置いてゆきます。
その先は前回と同じで、その場所に覚えたいモノを置いてゆきます。
<h3>場所法における順番</h3>
順序としてはこうなります。
<div class=”simple-box4″>
1.場所に番号をつける
2.その場所に具体的に数字の形を置く
3.場所と番号を確実に頭に入れる
4.覚えたい内容「ターゲット」に番号をつける
5.場所にターゲットを置く
</div>
というものです。
それでは今日はこれをターゲットにします。
<ol>
<li>まくら</li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>バッグ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>フォーク</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>自動車</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>花瓶</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>スマホ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>みかん</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>メガネ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>エンピツ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>折り紙</span></li>
</ol>
では、一旦、これを忘れてもらい記憶術に入っていきましょう。
<h3>場所を作る</h3>
場所法と言われるくらいなので、場所を作ります。
まず、1から10までの場所を決めます。
自分の住んでいるところを使います。
<span style=”font-size: 20px;”>1.外観</span>
まず1は家の外観です。
外から帰ってきて、道から見えますよね。
一軒家なら家そのもの。マンションならビル全体の形。
あまりに大きければ入口でもいいです。
そこに数字の1を立てます。家やビルの屋根の上です。
具体的に数字の1を置きます。
<span style=”font-size: 20px;”>2.玄関</span>
次に2は玄関の扉です。
玄関の扉。そこに取っ手があります。
取っ手に、2という数字をかけて下さい。
<span style=”font-size: 20px;”>3.玄関内</span>
次に3は玄関を入ったところです。
扉を開けて家の中に入ると、靴箱がありますか?
なければ下に置いてある別の靴でもいいです。
靴をそろえると、そこに3の形が当てはまります。
3を横にして、靴の先端にカパっとはめるイメージです。
<span style=”font-size: 20px;”>4.食卓</span>
次に4。リビングに入りました。そこに食卓があります。
リビングなければ、食事するテーブルでいいです。
テーブルの脚が4本、それで4と覚えましょう。
ついでに、テーブルの面に4という数字を置いてみるといいでしょう。
<span style=”font-size: 20px;”>5.テレビ</span>
5はテレビです。
最近のテレビは一本足。5という数字も一本足で上に何か乗っかっています。
5という数字をテレビにはめてください。
イメージ出来なければ、画面に5という数字が映っている、でもいいです。
<span style=”font-size: 20px;”>6.トイレ</span>
次に6。トイレに行きましょう。
トイレの便器に6を重ねます。
6という数字を、水が渦巻きになってくるくる回るように見ます。
洋式の便器では、そうやって水が流れるものがありますよね。
家の便器がそうでなくても、渦になって流れるイメージをしてみてください。
<span style=”font-size: 20px;”>7.手洗い場</span>
7番は手洗い場。
7の形はステッキで上に引っ掛けられるようになっています。
傘でもいいです。
そんな、長い7の数字を手洗い場のシンクの淵に引っ掛けて下さい。
<span style=”font-size: 20px;”>8.鏡</span>
手洗い場には目の前に鏡があります。
そこに自分がいます。
鏡の中の自分の首に8の字をかけて下さい。
<span style=”font-size: 20px;”>9.椅子かざぶとん</span>
さて、やっと部屋で落ち着きます。
そこに、自分の座る椅子があります。ざぶとんでもいいです。
そこに自分の目印として、大きなピンを立てましょう。
9の字を椅子にぶっさします。
<span style=”font-size: 20px;”>10.ベッド</span>
寝る場所です。もちろん布団でもいいです。
その布団に1とゼロを並べて寝かせましょう。
これが10です。
さて、では今作った映像を見てゆきましょう。
何も見ずにそらでイメージして下さい。
逆再生もしてみて、しっかり自分の家の各所に数字が置かれたか確認します。
テストです。今度はランダムに記憶を取り出します。
番号を見て、場所を思い出して下さい。
5
9
2
10
6
4
7
3
1
8
どうでしょうか。これで場所に数字がしっかり入りました。
記憶の宮殿で言えば、10の部屋ができた事になります。
<h3>場所にターゲットを入れてゆく</h3>
さて、この部屋に覚えるものを入れてゆきます。
先に言っておくと、この場所は何回でも使えます。今から覚えるのは将来に必要のない無駄なものです。慣れるためにやるものです。
でも、一度作ったこの場所だけは残って、死ぬまで何回も使えるようになるのです。
という事で最初に出した覚えるターゲットです。
<ol>
<li>まくら</li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>バッグ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>フォーク</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>自動車</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>花瓶</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>スマホ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>みかん</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>メガネ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>エンピツ</span></li>
<li><span style=”font-size: 1em; letter-spacing: 0.05em;”>折り紙</span></li>
</ol>
今作った場所にこれらを置いてゆくというわけです。
それでは、早速やってみましょう。
<span style=”font-size: 20px;”>1.枕</span>
1番は家かビルの外観ですね。1の数字はそこに立っていますか?
では、まくらを屋根に置いて下さい。マンションだと屋上ですね。
<span style=”font-size: 20px;”>2、バッグ</span>
玄関の取っ手には2がぶら下がっていますよね。
その取っ手にバッグを引っ掛けてみましょう。
<span style=”font-size: 20px;”>3.フォーク</span>
靴がありますね。もったいないけど、フォークをその靴に刺してしまいましょう。
もう履けないですけどね。覚えるためには仕方ない。
<span style=”font-size: 20px;”>4.自動車</span>
テーブルの大きさいっぱいの自動車。それを上に乗せましょう。
結構、インパクトのある映像になっていればしめたものです。
4本の脚も重さに耐えています。
<span style=”font-size: 20px;”>5.花瓶</span>
テレビの画面に5が映っています。
その画面の前に花瓶を置いてみましょう。
テレビを見るには邪魔ですけどね。
<span style=”font-size: 20px;”>6.スマホ</span>
トイレの水が渦巻きになって流れています。
そこにスマホが沈んでいます。
<span style=”font-size: 20px;”>7.みかん</span>
7番は手洗い場のシンクです。そこにステッキか傘がぶら下がっています。
そのシンクの中にミカンが落ちています。
<span style=”font-size: 20px;”>8.メガネ</span>
洗面所の鏡に自分が映っています。首には8の字がかかっています。
さて、その自分にメガネをかけましょう。
いつもメガネの人は、とても派手なメガネに変えてみてください。
<span style=”font-size: 20px;”>9.エンピツ</span>
自分のいつもの居場所のイスとかクッションに9の字が刺さっています。
では、ついでにエンピツもそこに刺してみましょう。
<span style=”font-size: 20px;”>10.折り紙</span>
折り紙を具体的にイメージして下さい。
鶴でもいいですし、兜でもいいです。
それで、その折り紙が普通の大きさではなく、
1メートルくらいの大きな折り紙にしましょう。
でかいです。それを布団かベッドの上においてください。
<h3>憶えたか確認する</h3>
さて、それでは1番から順に確認してください。
1番 置いてあります
2番 ひっかかっています
3番 刺さっています
4番 置いてあります。迫力があります
5番 おいてあります。何か、邪魔っぽいです
6番 落ちています
7番 おいてあります。
8番 かけています
9番 刺さっています
10番 置いてあります。でかいです
どうでしょうか。
では、逆再生でも確認してみて下さい。
ちょっと早めにと意識するとコツがつかめてきます。
ではランダムに思い出し見てください。
5、10、3、6、1、9、2、8、4、7
どうでしょう。全部思い出せましたか?
10の場所を作ってそこにモノを置いてみたところです。
楽しくなったらしめたものです。
この先、いくらでも覚えられるようになります。
さて、次回は「イメージを強くしてみる」です。
一度イメージしたものを、もっと強くイメージさせるテクニックを学びます。
今回、全部スラスラ覚えられた方は、もしかしたら、もうできているかもしれません。
イメージトレーニングになります。
もし、今回出て来たとしても先々のために見ておくといいでしょう。
記憶術を楽しむためにも必要なテクニックです。