場所法第3回「イメージを強くしてみる」

目次

YouTube講座

この内容は、YouTubeでも公開しています。きおく仙人とマンガ演出抜きのストレートという2つのバージョンを用意しています。内容はどちらも同じです。

きおく仙人の記憶術講座第3回 仙人編⇩

記憶術講座第3回 通常編(ストレートバージョン)⇩

第3回目の今回は、頭に残りやすい映像を作る方法です。

何故忘れるのか

昔の出来事でも、びっくりした事やすごく楽しかった事は覚えていたりしますよね。

記憶術では、いかに自分の頭に残る映像を作るかが鍵なのです。

これから進めてゆくと分かってくるのですが、
覚えているものと覚えていないものが出てきます。

それは熟練者でも同じです。

誰もが一回で全て良い映像を作れるわけではありませんから。

その時に修正が必要なのです。

絵そのものを変えて全く新しい映像を作ったりもします。

今回は、絵にインパクトを付ける方法として、動きを加えるというのをやってみます。

前回のおさらい

まずはおさらいです。

前回覚えた10の言葉を思い出してみて下さい。

  1. まくら
  2. バッグ
  3. フォーク
  4. 自動車
  5. 花瓶
  6. スマホ
  7. みかん
  8. メガネ
  9. エンピツ
  10. 折り紙

ほとんど、止まった1枚の絵になっていませんか?

さあ、それではそれをインパクトの強い動画に修正する練習をしてみます。

何を覚えるにも役だつテクニックです。

インパクト強く頭に入れる

ポイントは、そこに印象深い、インパクトのある動きを加えるというものです。

では、やってみましょう。

1.まくら

一戸建てなら屋根、マンションならビルの屋上に1が立っています。

そして、まくらを置くわけですが、そこに動きを加えてみます。

例えば、すごい勢いで大きなまくらが落ちてきて、
その1に刺さる、という絵を想像してみてください。

これで印象が強くなるはずです。

そして、中の綿が建物の周囲にふわふわと舞う、なんてのも良いと思います。

2.バッグ

玄関の扉には2がブランブランと動いています。

ノブにかけたバッグにインパクトのある動きを加える。

さて、どうしましょう。

例えば、バッグがものすごく重くて、ノブごとバッグが地面にドスンと落ちる。

なんてことです。

3.フォーク

玄関入って、靴が見えます。そこにフォークを刺します。

動きでいえば、刺した靴を手で持って見るだけでもいいし、

もっとインパクト付けるなら刺したところから煙がシューと出てくるとか。爆発する、とかにしてもいいかもしれません。

4.自動車

食卓の上の大きな自動車。その自動車もタイヤが回って摩擦で煙を出していてもいいかもしれません。

5.花瓶

テレビの前に花瓶が置いてあります。

テレビを見るにはちょっと邪魔ではありますが、これをもっと派手にしましょう。

手に持った花瓶を画面に向かって投げて、画面も花瓶も割れてしまう。

そんな感じです。

もっと派手にするなら、爆発してしまってもいいです。

6.スマホ

トイレの水の中にスマホが落ちていました。

これを動画にするなら、流した時に落としてしまって、
あ!ヤバい!と思うシーンを作る事です。

更に強い印象持つ映像に変えるとしたらどうしますか?

あり得ない事をそこで起こしてしまってもいいのです。

例えば、水に落ちたらあら不思議、水を吸ってドンドン大きくなって便器を割ってしまう、

とか、そんな感じです。

7.みかん

シンクの中のミカン。

単に動きを入れるなら、みかんをシンクに投げ込む、でもいいです。

これをインパクト強くするとしたらどうしますか?

たとえば、上からみかんが10箱分くらいバラバラと落ちてくる、

とか、

みかんの缶詰が落ちてシンクが割れてしまうとか。

8、メガネ

鏡に写った自分がメガネをかけています。

さあ、どうしましょう。

取ったりはずしたりでもいいです。

メガネをサングラスにして光を放つとか、

両手にメガネを持って握りつぶしてみるとか

色々ありますよね。

9.エンピツ

椅子かざぶとんにエンピツが刺さっています。

これもインパクト強くするために、修正するとしたらどうしますか?

例えば、刺さっている絵をやめて、

赤鉛筆で壁にダーと落書きするイメージをしてみるとかもいいです。

エンピツを鉛製の思いものにして自分の頭の上に落ちてくる、でもいいです。

10.折り紙

ベッドかふとんの上にある巨大な折り紙。

鶴の折り紙だとしたら、そこからバタバタと飛び立つってのもありですね。

口から火を吐くなんてのもいいかもしれません。

そんな感じで一度作った絵を強化する練習をしてみました。

思い出す練習

これでもう一度見てみましょう。

では、逆再生もしてみて下さい。

次はランダムです。
5、10、3、6、1、9、2、8、4、7

さて、いかがでしたでしょうか。

第4回目は新たに場所を作ります。今度は「体に覚えさせてみる」です。