前回は、自分の住んでいる家に10か所の場所を作ってみました。
今回は自分の上半身を使って新たに10か所場所を作ります。
目次
自分の上半身を場所にする
それではやってみます。
1番 頭の上
頭の上に数字の1を立ててください。
2番 額
おでこが2です。2の数字右下の部分を額に刺して下さい。横から見るとまるで白鳥の遊覧船のような見栄えです。
3番 目
両目です。3の数字を横にしてメガネのようにくっつけてください。
4番 鼻
鼻は横から見ると4の形になっています。
5番 口
「ご」と発音する口の形をイメージすると覚えやすいです。
6番 耳
耳も6の形になっていますよね
7番 あご
7はまたステッキか傘のような形をしています。今度はステッキの取っ手の部分をあごに刺して引っ掛けてください。
8番 のど
8の字は蝶ネクタイです。のどの下に8を横にして貼り付けましょう
9番 肩
9をピンに見たてます。前回は椅子や座布団にぶっ刺しましたが、今回はそれを肩にぶっ刺します。ちょっと痛いです。
10番 胸
胸に横に線を引いて、そこに丸いお盆を乗せるイメージ。10を横にした格好ですね。
場所の番号を確認する
さて、体に数字を埋め込むことができたか確認しましょう。
思い出せない事があれば、下記がヒントです。
1 刺す
2 刺して横から見る
3 はめる
4 横から見る
5 発音する
6 6の形
7 刺してひっかける
8 横にしてはめる
9 刺す
10 横にして置く
では逆に見ましょう。
さて、これで新たに10個の場所ができました。
上半身の場所にターゲットを置いてゆく
では前回と同じようにターゲットを決めて、この場所に置いてゆきます。
今回はこれです。
① 猫
② 包丁
③ 電球
④ ミルク
⑤ バナナ
⑥ バラの花
⑦ ボール
⑧ ロープ
⑨ 国会議事堂
⓾ 海
1番 猫
頭の上に1の数字が乗っています。それをはずして猫を乗せます。できれば重さとか暖かさを感じて下さい。
2番 包丁
ひたいに2が刺さっていますが、そこに包丁も刺します。痛いです。
3番 電球
両目が飛び出て電球に変わります。その電球、電気がついて光を放ちます
4番 牛乳
牛乳を飲んで咳き込んで、牛乳が鼻から垂れてきます。みっともないです。
5番 バナナ
バナナを口に押し込みます。おいしいというより、のどまで刺さってちょっと痛いです。
6番 バラ
6の形をした耳です。その耳に1本のバラを横から刺します。これも結構痛いです
7番 バレーボール
あごには7がぶら下がっています。邪魔なのでそれを取ります。
座ってバレーボールをテーブルに置いて、そこにあごを付けてギューギュー押します
8番 ロープ
蝶ネクタイのように8が張り付いていますが、その首のところにロープを巻き付けます。締めると痛いですね
9番 国会議事堂
9のスティックが刺さっていますが、その肩に国会議事堂を小さくして乗せます
10番 海
10が横になっておいてあります。
胸ががばっと開いて大量の水が海に流れてゆきます
場所に収まったかの確認
では、場所にターゲットが収まったか確かめてみましょう。
全部、覚えていましたか?
この中でパッと出てこないものはありませんでしたか?
それは、映像をきちんとイメージできていないものです。
中には、一度で頭に入らないものもあって、それを2~3度繰り返せば覚えられることもありますし、映像を修正して覚えやすくするという手もあります。
それはまた次の機会にやります。
ターゲットから番号を引き出す
さて、それでは、もう少し確認してみましょう。
今度はターゲットを出すので番号を答えてください。
バナナ
ボール
包丁
海
ロープ
ミルク
電球
猫
国会議事堂
バラの花
さて、全部覚えられていましたか?
前の10と今回の10を加える
これから、自宅の場所10か所と合わせて20個のターゲットを順に覚える方法をやってみます。
それでは自宅の復習です。
まずは、家やマンションに数字がきちんと入っているか確認します。
うしろから思い出してみましょう。10から1です。
10
ベッドです。10の数字が寝かされています
9
自分の定位置です。椅子か座布団。そこに9が刺さっています。
8
洗面所の鏡の中の自分です。首に8の字がかかっています。
7
手洗い場のシンクです。ステッキか傘の形で7がぶら下がっています。
6
便器の中に水が流れていて、それが6の形をしています。
5
テレビに5が映っています
4
食卓のテーブルです。4本足ですが、テーブルの上にも4が張り付いています。
3
靴の形で3が張り付いています
2
玄関の取っ手に2がぶら下がっています。
1
屋根かビルの上に1が立っています。
しっかりと場所に数字がありましたか?
そして、その場所に収めたターゲットを思い出してみます。
番号を答えてみてください
前回の確認
自動車。
テーブルの上に乗っかっていました。テーブルの番号は4でした。
4が自動車、というわけです。
それでは、エンピツは?
これは、どこかに刺しました。そう、椅子か座布団です。
では、スマホはどうしました?
水に濡れてしまいましたね。トイレに落としました。トイレは6です。
まくらはどうでしょう。
どこに置きましたか?そう、屋根とかビルの上です。
折り紙は?
でっかい折り紙がありましたよね。寝床。10です。
みかんは?
どこかに転がりました。シンクの中で転がっています。7番です。
フォーク。
きちんとおでこに刺さっていますか?おでこは2です。
花瓶。
テレビに投げて割れましたよね。画面も割れました。5番です。
メガネ。
鏡に映る自分にかけたものです。8ですね
バッグ
引っ掛けました。そう、玄関の扉の取っ手です。
記憶があいまいになってきた場合
さて、前回より記憶は薄れています。忘れていたり混ざったりするものもあります。
今回、この10個の中で間違えやすいのは、エンピツとフォークです。
これはどちらも刺した状態で場所に置いています。
フォークは靴に、エンピツは椅子か座布団に刺しているのです。
ここは、しっかりと絵にしていないといけません。
「刺す」という動作を絵にしてしまっているだけだと
どちらがどちらか分からなくなってしまうのです。
しっかり絵にして頭に収めましょう。
自宅の10と体の10をつなげて20にする方法
さて、自宅の10と体の10、合わせて20の場所があります。これを合わせましょう。
自宅を1~10とすれば、体を11~20とすればいいのです。
そうすると、例えば13と言われたら、体の3である目となります。15は口、17はあご、という具合です。
先に言っておくと、今日はおでこにフォークを刺しました。刺すという動作では、前回の包丁とエンピツと似ています。ここは、しっかりとおでこに銀色のフォークが刺さっているというイメージを持つ事が大切です。
では、それを踏まえ、20の記憶を順に確かめてみましょう。ペースとしてはこんな感じです。
6、スマホ、7、みかん、8、めがね
では、1~10を思い出してみて下さい。
さて、次は上半身を11から20までの数字にします。
それでは、最後に、この数字を答えて下さい。
メガネ
バナナ
ボール
バラの花
花瓶
フォーク
ミルク
国会議事堂
包丁
自動車
猫
エンピツ
折り紙
海
スマホ
電球
ロープ
まくら
バッグ
みかん
いかがでしたでしょうか。
全部出てきましたか?
さて、次回は「自宅と体の記憶を極めてみる」です。
要は、今回の練習です。
今回、全部スラスラ出て来たならば、絵がしっかりと頭の中で出来ていると思うので、これを飛ばして第6回に進んで大丈夫です。
でも、間違ったものが出て来たり違う言葉が出て来たりしたら、それは、場所に収めた映像が似かよったり、絵を言葉が合ってない可能性もあります。
その場合、今日頭の中に作ったイメージを捨てて別のイメージに切り替える必要があります。
その修正は、この先記憶術を使う上でとても大切なテクニックです。
それを第5回目で一緒に修正してみましょう。
という事で、
第5回目はこの復習、
第6回目は「いくらでも覚えられる体験をしてみる」です。
今回使った部屋は、何回でも使えるという体験をします。
これを体験すると、数多くの事柄が覚えられるという実感になります。