講座第7回(物語法1回)「物語法をやってみる」

これから、長文を覚えるために必要な記憶法について解説してゆきます。

長文記憶法とは

言葉を数珠つなぎで結び付けるもの

場所法は覚えたターゲットをランダムに取り出す事ができます。例えば元素記号47番目がAg銀であるとか吉田茂が45代目の総理大臣であるとか。

でも、弱点もあります。場所法ではどれくらいの場所を頭の中にもっているかで覚えられる量が決まってしまいます。

その弱点を補った物語法や連想結合法をミックスしたのが「長文記憶法」です

とにかく、延々と数珠繋ぎになって覚えられる記憶術です。もちろん、長い文章などを記憶するのに向いているだけで、文章以外にも使えます。

一般的な場所法との比較です。

  • 場所法と同じく言葉をイメージにして覚える
  • 場所法よりもステップがひとつ減るので覚える時間が短縮

やり方自体は似ているので、場所法ができればすぐに出来るようになります。どちらが先でも構いません。

この練習も楽しんでやれれば最高の結果を出す事ができます。
連想ゲームだと思って楽しんでやっていただければと思います。

物語法の基本

次の10個を順に覚えるとします。

  1. ソフトクリーム
  2. 口紅
  3. 隕石
  4. 太鼓
  5. パンダ
  6. ガムテープ
  7. ピラミッド
  8. 警察官
  9. うどん

いくつ覚えていますか?
ちょっと思い出してみてください。
順番でなくても結構です。

これが今までの、普通のおぼえ方だったと思います。
10個全部覚えていたら大したものです。

でも、この後、物語法で覚えてみると、
誰でもこの10個を順番で覚えられるようになります。

それでは、物語法のやり方です。

物語法のやり方

言葉を次にくる言葉と結びつけてストーリにする

自分でイメージして結び付けて物語風な流れにすれば自然に頭に入ってゆきます。
それではやってみましょう。

 

ソフトクリーム ➡ 口紅

最初はソフトクリーム、次が口紅です。
ソフトクリームをなめたら、そこに口紅がついて赤くなってしまいます。

・・・という感じで場面をイメージするのです。

次に鏡です。


今度はソフトクリームから離れて口紅と鏡を結び付けます。

ちょっと気になって、鏡台の鏡で自分の顔を見てみます。

隕石

口を拭こうとしたところ、驚いた事に隕石が落ちてきてきます。
隕石は直径1mくらい。
テーブルの上の鏡もろとも吹っ飛びます。

太鼓

地面に落ちた隕石はゴロゴロと転がり、近くにあった太鼓にぶつかります。
太鼓にひびがはいります。

パンダ

そこへパンダがやってきます。

ガムテープ

そして、太鼓のひびをガムテープで補修します。

ピラミッド

それを見ていた少年が、ピラミッドを持ってきて、
これもなおしてくれとやってきます。

警察官

でも、それはルール違反なので、警察官が飛んできて注意します。

なぜルール違反なのか。
などという事は、この際考えないでいただきたいです。

うどん

でも、警察官は優しいので少年をうどん屋に連れて行っておごります。

さて、無理くり感のある物語ですが、物語法とはこんなものです。

でも今、この絵を見て読んだだけでは頭に入りません。
むしろ、絵など見ずに頭の中でイメージした方が良いです。

必ず頭の中でイメージする

 

もし、あまり覚えていないようであれば、もう一度、この文章を見て映像をイメージして下さい。

ソフトクリームに口紅がついて、

気になるので鏡で見て、

そこに隕石が落ちてきて、

隕石が転がって太鼓にぶつかり、

パンダがやってきて、

ガムテープでそれを補修する。

その様子をみた少年がピラミッドを持ってやってくるが、

そこに警察官が注意する。

でも、警察官はうどんをおごってやる。

というものです。

練習としては、物語を思い出しながら、最初のものを思い出す事が重要です。

では、思い返して10個のものが出てくるか、指折り数えて頭の中でなぞってみましょう。

 

いかがでしょうか。途中、ひび、とか、小学生、が出てきますが、これをうまくはずして10の言葉を引き出せたでしょうか?

実は、この物語、逆再生もできるのです。

では、うどんから逆に思い出してみてってください。

 

さて、ここにもう5つ付け足してみます。
次は、絵は出さないので、モノをイメージしてみてください。

  1. プロレスラー
  2. バイオリン
  3. マフラー
  4. おけ
  5. 雪上車

それでは、これをさっきの物語に続けます。
最後がうどんでした。

なので、うどんにプロレスラーを結び付けます。

少年がうどんを食べていると、そこにプロレスラーがやってきて前に座ります。

次にバイオリンです。

プロレスラーはバイオリンを取り出して弾き始めます。

マフラーです。

マフラーが落ちてきてバイオリンに引っかかりました。

次にマフラーから新幹線。
さあ、ストーリーとしては無理くり感があります。

マフラーは邪魔なので、足元にあったオケに投げ入れます。

最後に雪上車です。

そこに雪上車がやってきてオケをふんづけて壊します。

さあ、いかがでしたでしょうか。

映像を思い出しながらこの5つの言葉を引き出して下さい。
うどんからです。ではどうぞ

では、逆再生もしてみましょう。

どうでしたか?
これで15個のモノを物語にしてつなげてみました。

もう一度、ソフトクリームから思い出してみましょう。

これで1回目は終わりますが、これは明日明後日くらいまでは覚えていられると思います。

風呂でも寝る時でも、もう一度思い出してみてください。